【086】①第2問 宅建試験2021(10月) 1問を30分かけて解く! 連帯債務 ②問題だらけのふるさと納税

宅建試験2021年10月
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宅地建物や不動産等にまつわるポッドキャスト番組たくだん第86回エピソードです。

00’52” 本編:宅建試験2021年を解く

02’15” 連帯債務

連帯債務とは

複数の債務者が同一内容の債務をそれぞれ独立に負担し、その1人が弁済すれば、他の債務者も債務を免れる関係を言います。

連帯債務者のうちの1人について、無効・取消の原因があっても、他の債務者に影響はありません。
連帯債務者の1人が破産した場合、債権者は全額について破産財団の配当に加入することができます。

フォーサイト

10’20”  宅建試験2021年10月度 問題文 第2問

債務者A、B、Cの3名が、令和3年7月1日に、内部的な負担部分の割合は等しいものとして合意した上で、債権者Dに対して300万円の連帯債務を負った場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

宅建試験 2021年(10月)第2問 問題文

正解:選択肢2

11’20” 選択肢1

1.DがAに対して裁判上の請求を行ったとしても、特段の合意がなければ、BとCがDに対して負う債務の消滅時効の完成には影響しない。

宅建試験 2021年(10月)第2問 選択肢1

14’30” 選択肢2

2.BがDに対して300万円の債権を有している場合、Bが相殺を援用しない間に300万円の支払の請求を受けたCは、BのDに対する債権で相殺する旨の意思表示をすることができる。

宅建試験 2021年(10月)第2問 選択肢2

17’05” 選択肢3

3.DがCに対して債務を免除した場合でも、特段の合意がなければ、DはAに対してもBに対しても、弁済期が到来した300万円全額の支払を請求することができる。

宅建試験 2021年(10月)第2問 選択肢3

19’25” 選択肢4

4.AとDとの間に更改があったときは、300万円の債権は、全ての連帯債務者の利益のために消滅する。

宅建試験 2021年(10月)第2問 選択肢4

25’10” おまけ:ふるさと納税

ふるさと納税は、本来は住んでいる自治体に納めるはずの税金を、任意の自治体に寄付することで、住民税や所得税が控除される仕組みです。

控除を受けられる上限は納税額によっても異なりますが、控除される金額は寄付金から2,000円を引いた金額と決められています。

りそなグループ

28’40” ふるさと納税の違和感と不公平感

このようにふるさと納税制度には様々な問題がある。大きな問題点がある。まずは返礼品制度は続けるべきかということだ。特に高額所得者が本来納めるべき住民税の大半を返礼品という形で取り戻しているという実態だ。そして、税の多くが制度のためにポータルサイトに流れてしまっているということである。

ハーバービジネスオンライン

32’40 川崎市の財政規模

エピソード内で、ふるさと納税で49億円が流出すると紹介した川崎市ですが、令和3年度の一般会計予算の歳出総額は8,208億円でした。

川崎市

40’40” ふるさと納税の導入

2008(平成20)年4月の地方税法等の改正によって、5月から「ふるさと納税」制度がスタートした。

この制度は人口減少による税収の減少への対応や、地方と大都市の格差是正を目的とするもの。西川一誠福井県知事などから提唱されたもので、2006年頃から導入議論が高まり実現したものだ。

北陸の視座

41’30” エンディング

伊駄天使さんから頂いたお便りを紹介しました。

HPにお越しいただきありがとうございました。

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収録日:2021年10月30日