道路には公道と私道があります。公道は誰でも通行することができますが、私道は土地所有者の私有地です。
基本的に許可を得なければ通行はできません。公道だと思っていた道が私道だったために起きたトラブルもあります。
宅地建物や不動産等にまつわるポッドキャスト番組たくだん第38回エピソードです。
マクラ：おじさんの不快な仕草
おじさん自身には悪気はないのですが、おじさんの不快な仕草が嫌われています。自覚がないのが余計に悪質なのかもしれません。
■不快なおじさんの仕草TOP10
（全22項目から回答。1位3pt、2位2pt、3位1ptで算出）1位 ツバや痰を吐く（282pt）
週刊女性PRIME
2位 くしゃみを手でふさがない／うるさい（175pt）
3位 咳をしているのにマスクをしていない（123pt）
4位 行列に平気で割り込む（83pt）
5位 口から謎の不快音を出す（81pt）
6位 わざとらしいボディタッチ（74pt）
7位 鼻毛や耳毛を指でつまんで抜く（66pt）
8位 お札を数えるときなどに指を舐める（57pt）
9位 貧乏ゆすり（49pt）
10位 人のことをジロジロ見る（48pt）
「ツバや痰を吐く」が1位でした。2位3位も口から何かを出す行為です。世の中のおじさん達は気をつけましょう。コロナ禍でもありますし、いしはらも気をつけます。
本編：私道
長崎で団地が通行止め
長崎市の団地の道路が私道で、その所有者の不動産業者が通行を禁止し、住人とトラブルになっています。業者は住人に道路の買取か、通行料の支払いを求めています。一方の住人は通行地役権を主張しています。行政も大きくは動けずにいます。
家を建てたり、土地を購入する際は、道路が公道なのか、私道なのか確認しなければならないと考えさせられる問題です。さらには、家の前は公道でも、それがきちんと幹線道路まで出られるのかも確認が必要です。
私道とは
私道は土地所有者のもので、その許可を得なければ原則として通行することができません。
自分の私道に他人が無断駐車している場合は駐車禁止での取締は困難ですが、車庫法違反での取締をしてもらえる可能性はあります。
建物敷地の接道を満たすための位置指定道路は、所有者以外の人が通行できる場合もあります。
位置指定道路は誰のものか
接道義務を満たすための位置指定道路は私道です。所有者は分譲地所有者の共有名義であることがスタンダードです。分譲した業者の名義になっている場合もあります。
また、位置指定道路を分筆して、分譲地所有者がそれぞれ所有している場合もあるため、確認が必要です。
通行や掘削の承諾
位置指定道路は私道のため、基本的には勝手に通行したり、配管工事のために掘削したりできません。位置指定道路に面する土地を購入する際は、通行や掘削に関する承諾を位置指定道路の所有者から取っておくことが重要です。
おわり
不動産を購入する際には、家の間取りや土地の広さが気になります。道の幅員も大切ですが、その道の所有者が誰なのかも重要です。
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収録日：2021年5月8日
