賃貸経営にとって最大のリスクの一つが空室リスクです。空室があればその部屋の分の家賃収入は入りません。
サブリースでは「30年一括借上」などと謳われています。30年間空室がなければ賃貸経営も楽に行えそうです。しかしサブリースにもデメリットはあります。
宅建の勉強ではサブリースはサラッとしか触れません。サブリースの内容を確認しました。
宅地建物や不動産等にまつわるポッドキャスト番組たくだん第39回エピソードです。
マクラ:思わず笑う本のタイトル
思わず笑ってしまうタイトルの本を取り上げました。
本編:サブリース
サブリースは空室リスクを回避する手段の一つです。入居の有無に関わらずオーナーに家賃が支払われます。
サブリースのメリット
空室リスクの回避
サブリースでは空室リスクを回避できることが最大のメリットの一つです。また、滞納リスクも回避することができます。
管理業務の一括委託
サブリースでは賃貸経営で生じる管理業務を一括してサブリース業者に代行してもらえます。
サブリースのデメリット
家賃が目減りする
家賃収入は本来の収入を下回るものになります。また、更新料や礼金もオーナーは受け取れません。
入居者を選べない
サブリース業者が入居者審査を行います。オーナーが入居者を選ぶことはできません。オーナーにとって好ましくない入居者が入る可能性もあります。
サブリースの注意点
費用
サブリースの費用には賃料の10%~20%がかかります。
家賃保証の見直し
サブリースは数年ごとに家賃保証の見直しがあります。一方的に賃料を引き下げられる可能性があります。
サブリース以外の選択肢
家賃保証
入居者の家賃の不払いを保証してくれるのが、家賃債務保証です。入居者が家賃を払わなかった際に、保証会社が家賃を立て替え払いし、入居者から回収します。
空室保証
保険料を支払うことで、空室が発生した際に保証会社が家賃を支払う仕組みを空室保証といいます。
サブリース以外にもオーナーのリスクを回避する選択肢を把握することが重要です。
終わり
サブリースを取り上げました。今後作るエピソードにつながる話です。たくだん第34回エピソード「シェアハウスの特徴やメリット」と合わせて、エピソードを作成します。
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収録日2021年5月2日