土地という言葉があります。じつは川や海は土地では有りません。水に覆われていない地面が土地なのです。川や海は埋め立てると土地が生まれます。
今まで当たり前な言葉過ぎて、土地について考えたことがありませんでした。土地とは何なのか、南極は誰のものなのか、月の土地は買えるのか、などについて調べました。
宅地建物や不動産等にまつわるポッドキャスト番組たくだん第32回エピソードです。
マクラ:靴を新品にすり替えて盗む
すり替えも窃盗
新品とすり替えて靴を盗む
靴を盗んだ容疑者は、予め靴のメーカーや種類、サイズなどを調べて、全く同じ靴の新品を用意して、すり替える手口で靴を盗んでいました。容疑者の自宅からは女性用の靴などが20足あまり出てきました。
新品を用意しても窃盗
いくら新品にすり替えても、窃盗は窃盗です。まず、気持ちが悪いです。とはいえいろいろな趣味の方がいらっしゃいますね。「新品を用意したので交換してくれませんか?」とお願いするのが正しい道でしょう。断られる公算が高いですが。
本編:土地とは
土地とは何なのか
水に覆われていない地面
土地とは何なのか。じっくりと考えてみました。不動産ポッドキャストなので一度は考えてみないといけません。でもそんなに深い話はないです。ウィキペディアによると、土地は水に覆われていない地面のことです。他にも「土地の風習」「土地の言葉」などと、特定の場所を指す言葉でもあります。
埋め立てると増える
水に覆われている部分は、海や河川となります。海や湖などに土砂を投入して埋め立てると、土地を増やすことができます。経済的な観点では、土地は付加価値を生み出す生産要素として捉えられます。
池や沼も誰かのものの場合も
少ないですが、池や沼が個人所有ということもあります。法務局で所有者を確認することができます。川や海岸も個人や法人所有の場合があります。海岸等が登記された個人所有であれば売買ができます。海に行くと、ホテルのプライベートビーチがあったりします。そういうものは、自治体が法人に貸し出ししていたり、個人・法人が所有している可能性があります。
主体と客体
客体って言葉はあまり使ったことがないので、一応調べました。対象ってことです。主体は感覚を受け取るもので、意識。客体はいわゆる物である。という捉え方もできます。主体が何か行うときの対象物が客体となります。
土地の数え方
土地は筆で数える
土地を数えるときは、一筆、二筆ですね。なぜなのか記事がありました。日本語に数詞は多すぎだと思っています。いしはら個人的には土地も一個二個で行きたいです。
太閤検地が始まり
秀吉が行った太閤検地の際に検地帳と呼ばれる公募を作成しました。そこに土地の情報を筆で一行に書いたことから、一筆二筆と呼ぶようになりました。地租改正の条文には一筆の表記があり、この時代には筆での数え方が決定的になっています。
土地も動くことがある
地震で境界がずれる
地震で土地の境界がずれることもあります。動かないから不動産ですが、土地が動いてしまうことも有るのです。永久に不変なものはない、諸行無常ということでしょうか。現在は境界線が複雑に動いてしまった場合は話し合いで解決します。
話し合って解決
従来判例では地面が動いても境界は変わらないとされていました。例えば境界のブロック塀が動いても境界は変わらないからブロック塀が動いただけという考え方です。
阪神淡路大震災の際、隣近所が一緒に動いたら境界も一緒に動いたことにしようという例外が認められました。それ以上に複雑に境界が動いた際は、決まりが無いので話し合って解決します。
極地は誰のもの
北極は氷
北極や南極の土地はどこかの国の持ち物なのでしょうか。どこの持ち物でも有りません。まず、そもそも北極はほとんどは氷でできていて、北極地に大陸は有りません。
南極は南極条約で
現在54ヶ国が加盟している南極条約で、南極の領土の領有を主張したり、軍事利用することが禁止されています。南極には各国の越冬基地が約41箇所存在します。
引き出物に月の土地
月の値段は安い?
月や火星の土地を買ってプレゼントしたりできます。日本の法律に基づいたものではなく、アメリカの企業が行っています。月の値段は1エーカー(約4,000平米 約1,200坪 サッカーグランド一面分位)が2700円となっています。権利書や地図や封筒などがセットになっています。
木星はガス
火星の土地も購入できます。火星の価格も月と同じです。金星も同じです。木星はガスでできた天体のため、表面に土地がありません。そのため木星の土地は購入できません。しかし木星には衛星があり、例えば衛星の一つであるイオの土地は購入できます。価格はやはり月と同じです。
おしまい
HPにお越しいただきありがとうございました。
一発勝負クイズへのご参加、ただのいいねボタンプッシュ、皆様からのお便りをお待ちしています。
収録日2021年4月10日