【032】立ち退きって儲かるんですか ・錯覚資産

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宅建・不動産のコラムラジオ【たくだん】
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【032】立ち退きって儲かるんですか ・錯覚資産
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自分の住んでいる土地が、計画道路にかかっていて立ち退きになる場合、買い上げのお金以外に、補償金や引っ越し料が出る事があります。

ほとんどの人が得をすると言われています。補償金を増やす方法もありそうです。ごねたら儲かったりするんでしょうか。気になります。

宅地建物や不動産等にまつわるポッドキャスト番組たくだん第32回エピソードです。

マクラ:錯覚資産

錯覚資産と言う言葉があります。医師がその資格や腕を活かしてバリバリ仕事をていれば、医師にとっての医師免許や技術は確実に資産と言えるでしょう。一方の錯覚資産は、実力は関係なく、人を勘違いさせる力を持った資産です。しかも自分に都合の良い勘違いを引き出す資産が錯覚資産です。自分にとって都合の良い勘違いで、自分の人生を好転させる力まで有るのです。宅建も錯覚資産と捉えられる場合もあります。

誰でも使えるずるい資産

人を錯覚させる

ヒトを錯覚させる、誰にでも使えるずるい資産錯覚資産と言います。例えばイチローさんが他のスポーツにコメントした場合、イチローさんがそのスポーツをやったことがなくても説得力を感じてしまう様な現象の元になる資産です。

優秀な野球選手が必ずしも優秀な監督になれるわけではないというのは周知の事実ですが、それでも監督になれるというのも、組織の論理に加えて、錯覚資産が影響している可能性があります。

宅建士は錯覚資産

宅建士資格の人気は驚異的です。業界外からの受験者も数多くいます。転職に有利と捉えられていることから、宅建士資格も錯覚資産と捉えられている可能性があります。

TOEICは最強の錯覚資産!

で?TOEICのスコアは?

日本でいちばん有名な英語試験がTOEIC(トーイック)です。TOEICのスコアを聞くとほとんどのヒトがピンときます。ケンブリッジ大学は東大の何倍も難しいのですが、そこの博士だと言ったら「で?TOEICのスコアは?」と聞かれたそうです。

ケンブリッジ大学の凄さはわからなくても、TOEICには価値を感じているのです。

スコアを取りやすい

TOEICはスコアアップが簡単だと言われます。参考書一冊でスコアを伸ばせるのはTOEICをおいて他には無く、要するにTOEICは資格としてのコスパが最高です。

「大学教授」というのも人を錯覚させるには十分な肩書ですが、大学教授になるには何十年とかかる場合もあります。それに比べればTOEICのスコアを伸ばすのは容易といえます。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

ふむろだ著ーダイヤモンド社出版

2018年に発売されたふむろださんの本です。林修先生がテレビで取り上げ、話題になりました。「え?まだ実力で勝負とか言ってるの?」という表紙のセリフが刺激的です。

林修先生がすすめる

しかし、実力がある人間の代表格とも言える林修先生が、錯覚資産が人生の成功の鍵を握っていると言うと、非常に説得力があります。「大学卒業という肩書は錯覚資産」「インフルエンサーに学歴は関係なさそうだが、高学歴という錯覚資産の影響がある」という話にもうなずけます。

本編:立ち退き事情

「あの人は立ち退きでめちゃくちゃ儲かった」といった噂を聞くことがあります。また「この道路拡張はあの家がごねて立ち退きしないから進まない」などという話を聞くこともあります。

噂は聞いても、なかなか身近で立ち退きに関する詳しい話を聞くことが有りません。今回エピソードとして取り上げてみました。

とりあえず木を植える

住民が団結して反対

立ち退きというと、「開発反対!」みたいな、ゴタゴタした雰囲気を感じます。実際はどうなんでしょう。デベロッパーの方によると立ち退きに対して支払われるお金ははっきり言って手厚いそうです。

迷惑料が支払われる

「思い入れ」に対して「迷惑料」が支払われるとのことです。思い入れが強ければ強いほど、金額が上る可能性があります。思い入れを示のは子供の成長の記録である、柱の傷などが上げられます。家族を見守った樹として、とりあえず木を植えたら良いと語られています。

計画道路にかかる物件

安く買える

不動産広告に「計画道路にかかる」という一文が入っている場合があります。相場より安く買える可能性がありますが、建てられる建物には制限があります。

部分だけの買取のことも

実際に計画の事業が開始すると、一筆全部を買い取ってくれるわけではなく、計画の部分だけが買取の対象になる点に注意が必要です。

立ち退き料でマンション購入

手厚く支払われた

賃貸で住んでいたマンションが道路拡張で立ち退きになった方の体験談です。補償金の項目は、引っ越し料、迷惑料、補助費となっていて、合計で214万円が支払われました。

筆者は立ち退き料を元手にして分譲マンションを買いました。

おしまい

権利と公共の福祉のバランス

海外の映像で立ち退きに反対している家の周りの土を掘り下げて、崖の中に建つポツンと一軒家のようになっているのを見たことがあります。

日本ではそこまで強権的な立ち退きは無いようですが、行政は最終的には強制収容という力を持っています。人には好きな所に住む権利が有る一方で、公共の福祉の観点からは合理的な都市開発が求められる部分もあります。

個人の権利と福祉のバランスが求められる話だと感じました。

HPにお越しいただきありがとうございました。

一発勝負クイズへのご参加、ただのいいねボタンプッシュ、皆様からのお便りをお待ちしています。

収録日2021年4月10日

たくだんにお便りする ポッドキャストで紹介します