過去の配信【010】日本の家ってめっちゃ狭いの?でも取り上げた、日本の住宅の間取りの歴史を取り上げました。
長屋を踏襲した間取りは、食事と就寝を同じ部屋でしていたことが特徴でした。折りたたむことの出来る、布団やちゃぶ台もそれに合わせた家具と言えます。
戦後になると寝食分離という考えが取り入れられました。
本編:賃貸の間取りの歴史
戦前は◯Kが主流
戦前の賃貸住宅の間取りは、長屋のスタイルを引き継いだ◯Kという形が主流でした。キッチンはあくまで調理をする場所で、食事と就寝は同じ部屋を使っていました。
日本最初期のコンクリート集合住宅である同潤会アパートも間取りはこれに準じたものでした。
戦後にDKが登場
戦後に「公営住宅51C型」の集合住宅が供給され、「寝食分離」の考えが広まりました。
◯DKの間取りで、キッチンで食事も出来る「ダイニングキッチン」が取り入れられました。
「就寝分離」とは、子供が親と異なる部屋で別々に就寝すること。 戦前の日本では、食事だけでなく勉強や書き物もちゃぶ台で行ない、親子一緒に雑魚寝するなど、家庭の中で個人の空間や時間が確保しにくかった。
【東建コーポレーション】就寝分離|建築士用語集
90年代からLDKが登場
90年代から民間企業によるアパート等も普及しました。従来のダイニングキッチンにリビングの機能が付加された、「LDK」が登場します。
DKやLDKと表示するには決まりがあります。
居室の数が1の場合は、DKは4.5帖以上、LDKは8帖以上必要です。
居室の数が2以上の場合はDKは6帖以上、LDKは10帖以上必要です。
サービスルーム
サービスルーム(納戸)という表示を見ることがあります。サービスルームは居室として扱わないよう、コンセント等の設備を設けない指導がされているケースがあります。
オマケ:日本人の意地の悪さで景気低迷
日本人は意地悪?
日本が30年にわたって成長できない要因に「日本人のメンタル」があるという説があります。
日本人は意地悪な人が多く、他人の足を引っ張る傾向が強いというものです。
逆に考えれば、この点を改善できれば劇的な効果を期待できる可能性があります。
最後通牒ゲーム
最後通牒ゲームと呼ばれるゲームがあります。あなたは我慢して不公平な提案を受け入れることができますか。
おわり
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収録日:2021年6月5日