インターネットや新聞折込チラシ等にマンションや新築一戸建て等の不動産広告を目にすることがあります。
不動産広告は、法律や規制で様々なルールが定められています。
例えば、駅までの徒歩時間を表すときは一分80メートルというのもその一つです。
宅地建物や不動産等にまつわるポッドキャスト番組たくだん第43回エピソードです。
マクラ:四苦八苦
四苦八苦は仏教用語です。ものすごく苦労し苦しむことをいいます。
四苦と四苦の組み合わせで四苦八苦が成り立ちます。
四苦の語源
- 生まれる苦しみ
- 老いる苦しみ
- 病の苦しみ
- 死の苦しみ
これらの生老病死を四苦としています。
さらに四の苦しみ
愛別離苦
愛する人と分かれる苦しみ
怨憎会苦
嫌いな人と会わなくてはならない苦しみ
求不得苦
求めても得られない苦しみ
五蘊盛苦
人間の活動から生まれる苦しみ
仏教ではこれらの四苦八苦からは逃れることができないと言っています。
本編:不動産広告
不動産広告を規制する様々なルールがあります。大きく分けて3つの法や規制があります
不動産の公正競争規約
不動産業界の自主規制ルールです。2の公正競争規約が定められています
- 不動産の表示に関する公正競争規約
- 不動産業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約
不当景品類及び不当表示防止法
一般的に、景品表示法や景表法と略されます。過大な景品類の提供の禁止や不当な表示が禁止されています。
宅地建物取引業法
宅建業法でも広告を規制しています。
- 第32条 誇大広告等の禁止
- 第33条 広告の開始時期の制限
- 第34条 取引態様の明示
不動産広告の基礎知識(PDFが開きます)
おわり
不動産の広告は何でもあり、ではないです。多くの不動産は高額なため、不当な広告が消費者に与える影響が大きいためだと考えられます。
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収録日:2021年5月8日